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旬の農産物
旬の農産物

4月

玉ねぎ

玉ねぎ

ヨーロッパでは紀元前から栽培されていたと言われている玉ねぎ。日本では、明治時代から本格的な栽培が始まりました。北海道が日本全体の収穫量の半分以上を占めており、他に佐賀県や兵庫県のものが多く出荷されています。県内にも好適地があり地元広島県産の玉ねぎも店先で見られます。

栄養のこと

もっとも多く含まれる成分は糖質です。ネギ類に共通の香り成分で、切った時に涙がでる原因となるのは硫化アリルですが、一方で、ビタミンB1の吸収を助けて新陳代謝を活発にしてくれます。さらにコレステロールの代謝を促し血液をサラサラにする効果も期待でき、動脈硬化や高血圧、糖尿病や脳血栓などを予防します。ただし、加熱すると糖度の高い成分に変化するので、生食をおすすめします。茶色の外皮は天然染色用に用いられますが、実はポリフェノールの一種が含まれており、粉末などにした健康食品もあります。

選び方

店先でよく見かける茶色い皮の玉ねぎは収穫後に乾燥させて貯蔵したもので、1年中美味しいものが手に入ります。採れたての玉ねぎをすぐに出荷した新玉ねぎは春先から初夏までが旬です。持ってみてしっかりと硬く重みがあり、皮に傷がなく乾いていて艶があるもの、さらに先端が枯れていて硬く、根もしっかりと乾燥しているものを目安に選ぶのがこつです。それから、切ると涙がでるのを防ぐには、玉ねぎを冷やして切ることや、包丁や玉ねぎの切り口を水で濡らして切る、といった方法をおすすめします。