
なし

「日本書紀」に弥生時代に栽培が始まったという記述が残る「なし」。日本で食べられているなしは3種類、「日本なし」「西洋なし」「中国なし」があります。国内生産量では日本なしがほとんどです。その中でも様々な品種が作られていて、皮が褐色のものを赤なし、黄緑色のものを青なしと読んでいます。広島県の出荷量は全国的に多い方ではありませんが、安芸高田市や世羅町が主な産地として県民に知られています。
栄養のこと
なしのしゃりしゃりとした食感は、果肉に含まれるリグニンやペントザンという成分からできた石細胞からくるものです。また、大半が水分ですが、たっぷり含まれている果糖に疲労回復効果が期待できます。ソルトビールも含まれ、便通を整える効果があります。
選び方
日本なしは8月下旬〜10月下旬ぐらい、洋なしは10月〜12月ぐらいまでが美味しい時期です。どっしりしていて、形の良い、表皮にムラのないものを選びましょう。幸水梨などは甘さの中にほどよい酸味があり果汁も豊富。旬を逃さずいただきましょう。